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原発ホワイトアウトを読んで [読書]

現役の霞ヶ関の官僚が書いたという本だが、危機管理を軽視して利益追求に走りが

ちな日本の原発の管理を考えると決してフィクションではない気がする。

まず感じるのは東電の政官に対する影響力の大きさ。

東電の意を受けた政治家や官僚が暗躍して、事を思う方向へと運ぼうとするのだが、

これを読むと東電に厳しい対応をした猪瀬もうまくハメられたというのは、考え過ぎかな。

そもそも頭の切れる優秀な学生が、こぞって東電に入社していたのだから、歪んだ見方

をすれば、悪知恵も働く事でしょう。

政治家には政治資金援助、官僚には天下りポストという餌をぶら下げて国策に乗り危機

管理をおろそかにしていた訳で、今なお信用が置けない後処理ばかりが目立つが、再稼

働ありきの現状は如何なものか。

確かに自前のエネルギーが必要なのは理解できるが、原発はコストが安いてぇのは甚だ

疑問である。

使用済み核燃料の処理にどれだけ費用がかかるか解らないのが現状らしい。

即原発ゼロは無理としても、せめて安全性の高い原発から稼働してもらいたいものだ。

後は海洋資源の利用が早急に出来る事を願うばかりです。
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