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中山七里氏の本 [読書]

最近はこの方の本を読み倒している。

最初は随分と棚に並んでいるので読んでみようという感じで読み始めたが、人

気作家だというのを知り、なるほどでした。

基本ほぼ同世代の推理作家さんだが、造詣が深くて、色んな分野の話が描かれ

ていて、随分と考えさせられる本もあった。

ちょっと一味違う推理作家という印象でしょうかね。

現状では生活保護問題、自衛隊問題(憲法9条含む)、冤罪問題が特に気に留

まりましたが、書籍の数が多くて先行き長そうです。

それにクラシックは興味ないと外してたタイトルは別にクラシックの話ではな

いのかもと本日気づきました。

それ故にまた読む対象が増えましたね。

いや~この方の本は大好きになりました。

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定年親父改造計画を読んで [読書]

垣谷美雨さんの本を最近読んでいるが、なかなか面白い。

この本も正に目からウロコという感じで、ベストタイミングで出会った。

近々に嫁との2人暮らしが始まりそうで、はっきり言ってやばかった。

孫にしても近い将来出会えそうな感じになってきてるし、どれだけこの本で言う

一般常識から外れていたかを思い知った。

そりゃ作者の主観があるのだろうが、やはりそうなのかと考えさせられる内容が

多くて、調子こいてたらアカンらしい。

どうも男は老後は嫁と旅行とかしてなどと甘い妄想を抱いてる節があり(自分も

近いものがあったww)、それが嫁にはいい迷惑かも知れないらしい。

夫源病なんて言葉は知らなかったし、夫婦関係が芳しくないと同じ空間に居るだ

けで悪化したり、ウツ病になったりするらしく近寄れないらしい。

結局は嫁頼りでなく自立する心構えが必要で、協力するという姿勢を見せるのが

老後の心得ということかな。

うちは亭主関白だからなどと高飛車でいると捨てられる時勢の様です。

中高年に限らず、男にとって非常に勉強になる本だと思います。


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有川浩 明日の子供たちを読んで [読書]

この本を読んで感じたのは児童養護施設というものを今まで偏見で

もって考えていたなという事で、余りにも実情を知らなさ過ぎたと思う。

一番に思い浮かぶのが、何か可哀想という意識。

しかし、施設の子供たちが如何にそう思われるのが嫌なのか、そ

うではないんだという事を訴えたいのかがよくわかった。

親としての努めを果たせない人から逃れられた幸せという事があるのが

現実らしい。

この本は当事者である入所者が有川氏に内情を本にしてくれという事で

文書化されたらしいが、たまにTVで放送されるのを観ていると、どうして

も何か大変そうだという印象がある。

確かに高校に入学しなければ退所、しかも金のかかる私立は論外、退

所する高卒後も進学はハードルが高く、どうしても就職を優先して勧めざ

るを得ない。

何らかのトラブルが起こった時に退所してからは頼れる人がなく将来設

計が全て狂ってしまうというのは十分理解できる。

当たり前に普通に暮らせる事が如何に幸せなのか、失ってみないときっ

と理解できないのかも知れないなぁ。


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伊坂幸太郎氏の本 [読書]

読書は月に最低4冊のペースで読んでいるが、最近は本屋大賞に

ノミネートやら受賞した作品を主に読んでいる。

この方は受賞もしているが、ノミネート数も多く、読んでて面白い。

結構大賞作品には長編物も多いので腹くくって読む場合があるが、

この方のは程よい長さなので心地良い。

そして時折、社会一般で通用するかもといった技が小説の中に登場

するのが面白い。

チルドレンの技はひょっとしたらと通用するかもな。

私の好きな作家が一人増えました。

現在この方の本を読みあさっています。
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悪の教典を読んで [読書]

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まぁえげつない長編本だったが、一気に読破してしまった。

以前、映画の番宣と主役の伊藤英明の記憶はあったが、検索しててAKBの

大島優子が映画観賞してえらくショックを受けたというのも理解できる。

小説でエグすぎるのだから映像化されたら、おそらく気分が悪くなる人は少な

くなかったことだろう。

この作品はきっとお茶の間には流してくれないだろうな。

よくこんな作品書いたなというのが印象で、作者は普通の感覚の人なんだろう

かと甚だ疑問に思わずにはいられなかった。

こんな教師が居てもらったら親はたまりません。
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池井戸潤氏の小説 [読書]

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半沢直樹で一躍名を知られた池井戸潤氏だが、どの本も面白く当たり外れが

ない気がする。

こんな感じは有沢浩氏以来かな。

下町の中小企業が苦難の末にロケットエンジンの一翼を自社製品として提供

した”下町ロケット” 会社の危機に伴い自社の社会人野球チームが解散の危

機を迎えつつ、最後に圧倒的戦力を誇るライバル会社チームに一矢を報いる”

ルーズベルトゲーム”、結構長編の小説があるが、読み始めると次が気になっ

てどんどん読破している状態。

銀行狐、金融探偵も一気に読んでしまった。

下町ロケットで直木賞を取られた経歴だそうだが、どんな賞を取っていても面白

いと思えない作家が多い。あと江戸川乱歩賞も取られてるそうな。

こればっかりは個人の好き好きなんでしゃ~ないが。

はっきり言って賞には全く関心がなく、後でそうだったんだと気がつく読者レベ

ルww

それでも月に5~6冊は相変わらず読んでおります。

ちと現代小説ばかりに偏り過ぎな帰来はありますが、脳の活性化と脚力維持

は両輪でありますんで、続けて参ります。




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原発ホワイトアウトを読んで [読書]

現役の霞ヶ関の官僚が書いたという本だが、危機管理を軽視して利益追求に走りが

ちな日本の原発の管理を考えると決してフィクションではない気がする。

まず感じるのは東電の政官に対する影響力の大きさ。

東電の意を受けた政治家や官僚が暗躍して、事を思う方向へと運ぼうとするのだが、

これを読むと東電に厳しい対応をした猪瀬もうまくハメられたというのは、考え過ぎかな。

そもそも頭の切れる優秀な学生が、こぞって東電に入社していたのだから、歪んだ見方

をすれば、悪知恵も働く事でしょう。

政治家には政治資金援助、官僚には天下りポストという餌をぶら下げて国策に乗り危機

管理をおろそかにしていた訳で、今なお信用が置けない後処理ばかりが目立つが、再稼

働ありきの現状は如何なものか。

確かに自前のエネルギーが必要なのは理解できるが、原発はコストが安いてぇのは甚だ

疑問である。

使用済み核燃料の処理にどれだけ費用がかかるか解らないのが現状らしい。

即原発ゼロは無理としても、せめて安全性の高い原発から稼働してもらいたいものだ。

後は海洋資源の利用が早急に出来る事を願うばかりです。
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石田衣良 カンタを読んで [読書]

最近2ヶ月位はずっとこの人の作品を読んでいたが、この作品は一気に読んでしまった。

男同士、仲間達の友情、波乱万丈の人生(とは言ってもまだ23才位までの話ですが)

一世風靡したホリエモンの様な経緯をたどるが、主人公2人の間の信頼が強くて、一方

が友の為に死のうとするが、探し出した友が失敗しても生きてりゃまたやり直せるさ的な

終わり方が良かった。

記憶に残る1冊かな。
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山田悠介 ダストを読んで [読書]

この人の作品はフィクションが多そうだが、しかし現実離れしているかと

いうとそうでもない。

とにかく読み始めたら止まらなくなってしまう作品が多い。

この作品はフリーターやアルバイターなどの納税義務を充分果たしてい

ない若者達が強制的に無人島に送られ、そこで400日生き延びたら助

けてやろうという話。

最初は無人となった家々に残っていた食料も次第に底を付き、次第に

争いによる争奪戦となっていく。

グループの仲間同士も次第に溝ができ、バラバラとなっていく。

そんな中、主人公は島で知り合った彼女との間に子供が出来てしまう。

次第に食べる物がなくなる中、それでも彼女は出産し、そのまま果てて

しまう。生き残った子供は管理者に連れ去られ、その子を探そうという

のが男の生涯の目標となっていく。

生き残る為に何でも食し、島を出てからも強制的な仕事に従事させられ

る生活の中、全国的に子供を探し求めていく。

小泉改革後、貧富の差が拡大し、なおかつ就職状況も思わしくない今、

橋下市長曰く、本当の独裁が起こってしまえばありえない話ではないと

思う。

それは行き過ぎだろうが、閉塞状況は何とかしてもらわないと困る。

また近いうちに総理の顔が変わることになるのでしょう。

他にも日本が東西に分裂して、戦争状態になり、徴兵の復活、完全格差

社会が構築されるという他の小説もあります。

とにかく今この人の小説にはまっています。
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読書 [読書]

ずっと時代物を読んできたが、最近は趣向を変えて小説ばかり読んでいる。

どうしても今風の表紙やタイトルの物に目がいってしまって選ぶのだが、さほどはずれもなく数人の作家をお気に入りに入れることになった。

そして今は、まぁ王道の東野圭吾を読破中。

やはり人気作家でサスペンス風の内容なので面白い。

そして読み始めると止まらなくなり、寝るかと思っても続きが気になってまた読んでしまうww

まぁ脳のためにはいいのではないでしょうかねぇ。

電子図書は自分には当分、縁遠いようです。

話は変わりますが、娘らには全く読書の習慣がないのが気になります。

後々習慣がつくとは到底思えない。本当は若いうちに習慣にして欲しかったが、正に馬の耳に念仏状態で言うだけ無駄なのでほったらかし。

読まなきゃどうにかなるというものではないが、本から得られる物は多いんだけどなぁ。
全く残念なことです。


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